株式会社カブロボ/pegging株式会社の運営メモ

年率30%を目指すロボアドバイザー「信用ロボアド」を提供する株式会社カブロボ(旧gescalgo)の運営メモです。お金や投資、相場にまつわる情報を発信してます。


【市況ニュース】FOMC前の確認事項! 結論、気を引き締めて臨みましょう。

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FOMCで予想されていること

【簡易要約】

※9月16日執筆

FOMCのおさらい

  • 9月21日に次の連邦公開市場委員会(FOMC)が閉幕し、フェデラルファンズ・レート(略してFFレート)が発表
  • 現行のFFレートは2.25~2.50%
  • 市場参加者は、今回の政策金利会合では0.75%の利上げが行われ、政策金利が3.00~3.25%になると多くが予想

見どころはSEP

  • 連邦公開市場委員会(FRB)のメンバーたちの今後の政策金利やGDPに対する予想結果である経済予想サマリー(略してSEP)も公開
  • SEPでは2022年末のFFレートは3.4%
  • 市場参加者は11月2日0.75%の利上げ、さらに12月14日0.50%の利上げを予想
  • つまり、市場参加者は2022年末のFFレート予想4.25~4.50%を織り込み済み
  • SEPのコンセンサス3.4%がどれだけ上方修正されるかがポイント

ニュートラルレートにも変化

  • 景気やインフレに対し中立的金利水準である、ニュートラルレートは3.4%前後から4.5%前後へと上昇したと考えられる
  • これは株式のバリュエーションにとっては大敵

米国株はより引き締め環境へ

  • 「無リスク」で4.5%の利子収入を得ることが出来るなら、株式投資よりも銀行預金が遥かに得
  • 最近のドル高でハイテク企業を中心に、前年同期比の一株当たり利益(EPS)成長率は限りなく0%に近づいている
  • 「業績相場!」も難し状況で米国株式では引き続き慎重な投資態度が必要

 

 

 

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FOMCではどの程度、SEPが上方修正されるのかが見どころとのことです。

順当に市場予測に近い数値を出してくるのではないでしょうか?

 

それとも、12月も0.5%ではなく0.75%にしてくることがあるでしょうか?

最近の動向を見ていると、優しいとも気弱とも取れる姿勢が続いているため、予想通りでないパターンを想定するなら、0.25%など低い数値を付けてくることが考えられます。

 

仮にそうなった場合は、FFレート予想4.00~4.25%になるので元々のきりの良いニュートラルレートとなって収まりが良いです。

 

その場合、浮かれて上昇にベッドする人たちも出てくるのでしょうか。

ここから、10月の雇用統計までがひと相場。

そして、そのあとは中間選挙までがひと相場。

目が離せない時期になってきました。

 

 

 

常に張り付いている暇はないよという方は、年率30%を目指す、信用ロボアドを検討ください。

 

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FFレートと米10年物国債利回りのお話。~競馬に例えながら整理する

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FFレート? 10年物国債利回り? 株式投資をする場合、どうして金利を気にするの? | ファイナンシャルフィールド

【簡易要約】

「金融政策」とは何か?

  • 各国の中央銀行は「金融政策」を実施する役割を担っている
  • 金融政策を通じて「物価」と「雇用」の安定を図る
  • 金融政策には大きく分けて「金融緩和政策」と「金融引き締め政策」の2種類

利下げとは

  • 物価や雇用の状況が悪くなってくる「景気減速」、「景気後退」局面で中央銀行が用いる政策が「金融緩和政策」
  • 具体的には、政府発行の国債などを中央銀行が買い取り市中に資金を流し込む
  • また、政策金利(FFレート)を引き下げ、企業や家計がお金を借りやすい状況を生み出す(「利下げ」)

利上げとは

  • 景気が少しずつ回復、拡大して行き過ぎると景気に過熱感が生まれる
  • すると中央銀行は「金融緩和政策」を止め、「金融引き締め政策」を実施する
  • 具体的には、金融緩和時に購入していた国債の保有高を減らし、政策金利(FFレート)を引き上げる(「利上げ」)

政策金利とともに大事なもの

  • 株式投資をする上では政策金利(FFレート)の上げ下げを見通す力が必要
  • 他にもう1つ重要な指標が「10年物国債利回り」(長期金利)
  • 国債価格と10年債利回りの関係は、国債価格が下がると利回りは上昇
  • 国債価格が上がると利回りは低下
  • 中央銀行が実施する金融政策の行方を占う上で重要な指標

コロナ禍での対応

  • 2020年3月、新型コロナウイルスでは、FRBが金融緩和政策でFFレートを一気にゼロ金利状態に引き下げた
  • 米10年物国債利回りも急速に低下した
  • そうして、悪化する実体経済を金融面で支援した

FFレートと米10年物国債利回り

  • 歴史的にFFレートと米10年物国債利回りは、比較的連動してきた
  • 株式市場では、両者が下を向くと株価が上がりやすくなる(金融緩和)
  • 逆に両者が上を向くと株価が下がりやすくなる(金融引き締め)
  • しかしコロナ禍では、FFレートがゼロ金利状態のまま米10年物国債利回りは上昇し続けた異例な上昇相場だった

株式投資のポイント

  • 金融緩和政策から金融引き締め政策に転換する場面で、どのように長期金利や国債利回りが推移するかを把握することが重要

 

 

 

~~~~~

 

昨日の利下げタイミングに関連して、金融政策(FFレート)と米10年物国債利回りの解説記事でした。

gescalgo.hatenablog.com

FFレートと長期金利は、騎手と馬みたいな関係で、馬が暴走していれば手綱を引くし(利上げ)、馬が元気なければ鞭を入れる(利下げ)ような関係です。

しかし、馬(経済・景気)そのものも生きているため、すべてが思い通りに行くわけではありません。

 

ただし、馬の状態と騎手がどのような振る舞いをするかを予測しながら馬券を買うと、勝率が上がると言ったところでしょうか。

 

そして、馬の状態を見る指標として、物価(CPI)と失業率があります。

これは毛並みや体重にあたりそうです。

 

 

 

で、馬を熱心に観察していれば大体の予想はつくのですが、レース中に他の馬の影響で進路が塞がれるようなことも起こります。

この辺は、コロナやウクライナ侵攻などのイベントが該当するでしょう。

 

こうしたイレギュラー要因のときこそ、大きく馬は動きますし、騎手の手腕も発揮されるというものです。

 

以上のようなことを念頭に置きながら、ダビスタ感覚で市況を眺めれば、思ったより世界がクリアーになるかもしれません。

 

 

 

そのように世界経済を眺めながらも、実際のトレードは年率30%を目指す、信用ロボアドを検討いただければ幸いです。

より値動きが激しい局面で、精神的に動揺しやすい時こそ、システムトレードの本領発揮です。

 

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外貨準備と景気後退、利下げタイミングから考える、今後のドル円為替。

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外貨準備、大半はすぐ使えず? 円買い介入に意外な制約: 日本経済新聞

【簡易要約】

政府の介入の原資「外貨準備」

  • 日本政府が介入を決断したとき、どの程度のお金を投じられるのか
  • 外貨を使う円買いには限度がある
  • その上限とされるのが外貨準備(8月末時点で約1.29兆ドル=185兆円程度)

外貨準備の懸念点

  • 外貨準備の大半は米国債と見られている
  • 日本が米国債を機動的に売り、ドルを入手できるかには疑問もある
  • 米国債を売れば米長期金利に上げ圧力がかかるから
  • 米金利が上がれば日米金利差が広がり、円売り要因になり得る
  • つまり、「大規模な円買い介入→外貨準備での米国債保有減少→米金利上昇→円安という展開」
  • こうした点を考慮するなら、大規模な米国債売りはできない

円買い介入の上限とは?

  • 外貨準備のうち円買い介入に即時利用可能な資産は外貨預金だけ
  • その額は、全体の約1割に当たる約1400億ドル(20兆円程度)
  • 日本にとって最後の介入は2011年10月31日~11月4日の円売りで合計約9兆円
  • 自国通貨を元手とする円売り介入とは異なり、外貨を使う円買いでは同額を一気に使ってしまうのは難しい
  • 実質的な上限がどの程度かは重要なポイント

 

 

 

~~~~~

 

約2週間前から140円前半をウロウロしている状態です。

gescalgo.hatenablog.com

FRBが頑張ってFFレートを調整しているため、米国の景気後退は目前と見られています。

この場合、結局、為替はどうなるのでしょうか?

 

いま為替の円安要因になっているのは日米の金利差です。

米10年債利回りが上がると、景気にはネガティブのため株価は下がります。

政府はFFレートを調整して景気をコントロールしようとしますが、結果的に米10年債利回りも動かすことになります。

 

その場合、米国が景気後退してインフレ率がすぐに下がってくれれば、政府は景気を回復させるために利下げの実施を行え、米10年債利回りも下がる方向に期待が高まります。

 

そうすると、米国債に預けられているお金が他の資産に流出するため、米国株や一部海外にも出回り、結果的に少し円高になることが期待されます。

またその頃には、日本の入国規制や観光再開も積極的に行われるはずですから、観光客の方が円をたくさん買ってくれると、これも円高要因になります。

 

 

 

ただし、これを時系列で考えた場合に問題となってくるのが、「いったい、いつインフレ率は下がるのか?利下げが行われるのか?」と言ったことになります。

 

ちなみに、インフレ率に関しての考え方は、マジックナンバー「4」(4%)を採用しています。

 

gescalgo.hatenablog.com

 

そして米CPIは、4%を超えてから既に16か月経過しているのですが、一向に収まる気配はありません。

 

米国 消費者物価指数 (前年比)

【引用】(単位:%)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
22年 7.5 7.9 8.5 8.3 8.6 9.1 8.5 8.3        
21年 1.4 1.7 2.6 4.2 5 5.4 5.4 5.3 5.4 6.2 6.8 7

 

当然、収まるまでにもそれなりの期間を要するのではないでしょうか。

6月のトップまでは14か月でしたので、そこが折り返しと考えるのであれば、23年の9月まではかかるはずです。

 

その間に景気後退で株価急落などが起これば、多少は米国株の資金が出入りするかもしれませんが、長期金利が一定以上の利回りを維持しているならそこに預け続けているのが賢明な判断となります。

 

 

 

つまり、23年前半も少なくとも140円台で推移して、ネガティブなイベントがあればさらに円安加速するシナリオがもっともらしいと言えます。

それらのイベントを乗り越えて、長期金利が下がりだしてくれれば、ようやく円高に向けた準備が整う訳です。

 

その時もどの程度円高に振れるかはわかりませんが、過去の価格と日本の国力低下を鑑みても、120円台までは戻してくれるんではないかと見ています。

 

そして今回紹介した記事では、円買い介入は限定的との指摘がされています。

 

そうなると、どちらかというと円安リスクがまだ強いように思え、投資サイクル法(循環投資)に躊躇してしまう場面であります。

 

gescalgo.hatenablog.com

こうした色々な思惑があるから取引は成立するわけで、自分にとってもっともらしいポジションを取るとともに、市場がどう考えるかを予想したポジションを取ることが重要になります。

 

もし、次にの145円を突破されてしまうと、150円ぐらいまでは一気に進んでしまいそうな局面ですので、難しい判断が求められます。

逆に円安ポジションを取っている人たちが手仕舞うタイミングでは円を買い戻すため、円高になります。

その辺の短期トレーダーたちの駆け引きにも注意しないといけません。

 

つまり、要素が多くてとても難しい状況に変わりはありません。

 

 

 

そんなときは、年率30%を目指す、信用ロボアドでロボアドバイザーに運用を任せて、他のことに集中するのも一手です。ぜひ検討ください。

 

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